周りを巻き込める良きリーダーの条件とは

昔、一緒に仕事していた先生、上司、同僚で、人をやる気にさせるのがとても上手な人たちがいました。自分もメンバーの一員としてチームに入ってましたが、傍から見ていて「うまいなー」といつも思っていました。改めてその方たちがリーダーとして成功していた理由を考えてみたいと思います。

まず上手なリーダーは情報を出し惜しみせず、メンバーに対して定期的にインプット入れてくれます。情報共有をサボりません。その結果、自分のアテンションがその方の担当するプロジェクトに向けられ、結果としてリソースが優先的に振り分けられることになります。

また、メンバーからの報告に対して、即座にそして誠実な、しかし前向きなレスポンスを下さっています。良い報告に対する喜びや感謝のフィードバックがもちろんですが、良くない報告に対しても誠実な評価と前向きな展望とそして感謝と労いの言葉をかけてくれます。褒めるときはみんなの前で褒めてくれ、メンバーの重要性を他のメンバーに認識させてくれます。その結果、メンバーは自分の報告に対してリーダーから重要に思ってもらえるということを感じます。そのため、メンバーは良い結果を早く報告したいと思うようになります。

一方で、何でも手放しに褒めるというわけではありません。メンバーの報告を前向きな視点で見つめ良いところを見出すため、褒められる方も嘘やおべっかではなく本当に賞賛され感謝されてるということを感じるでしょう。これが嘘やおべっかだと感じられると、急に興ざめしてしまいますからね。このように、いつの間にか「自分もそのリーダーに褒められたい、だから頑張ろう」という気が起きてきて、ますますそのプロジェクトへの関わりが大きくなります(リーダーの思う壺ってやつですね笑)。

じゃあ、このような「周りやる気にさせるリーダー」になるためにはどうしたらよいのでしょうか?まずメンバーの行動や結果に対して、またメンバー自身に対して強い関心を持っていなければ、メンバーをやる気にさせるているフィードバックなど無理でしょう。さらにタイムリーなフィードバックを行うためには、他のタスクよりもそのプロジェクトに時間や注意を割くことが必要です。つまりリーダー自身がそのプロジェクトに対して強くコミットしていないといけません。さらにリーダーは、メンバーやプロジェクトに対して感謝の気持ちと嘘をつかない誠実さを持っていることが必要です。

と、ここまで出来れば「そりゃー結果は出るわな」と思わざるを得ませんね。翻って、自分はどの面においても、まだまだ修行が必要です (汗)。チームを巻き込み、成果を出せるリーダーを目指して、がんばっていきたいと思います!!


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