昨日開催されたアップルのイベントをライブ映像で見ることにしました。もちろん新しい MacBook Air やiPad に興味があったのですが、英語の勉強やプレゼンの勉強のつもりでも見ていました。字幕はなかったのですが、専門的なところは除き大体の内容は理解できました(出来た、と思っています笑)。
アップルのイベントのプレゼンを見ていて思うのは、シンプルな完成度の高いスライドや映像と洗練されたプレゼンテーションが非常に印象に残ります。また何よりも情報量がうまくコントロールされているように思います。自分のような英語の苦手な観客にとっても、フォローできる情報の量なのだと思います。もちろん製品コンセプトや技術的なことなど、伝えたいポイントはそれほど山ほどあるのだと思います。その中から伝えるべきポイントを厳選して絞り込み、ゆっくりとした語り口で、感情を込めて語りかけるあのプレゼンには自分も学ぶべきところが非常に多いと思っています。
とまぁ、巷によくあるアップルのプレゼン評になってしまったのですが、自分としては別のところで印象に残った点がありました。それはアップルのプレゼンターも緊張をしているということです。プレゼンターの一人は自分の言い間違いに対して、過剰に反応をして訂正をしていましたが、そこから過度の緊張感を感じずにはいられませんでした。プレゼン全体の完成度が非常に高いので、余計にそのような箇所のみが目立ってしまうのかもしれません。しかしながら自分がプレゼンターの緊張感を感じとった瞬間に、自分にも妙な違和感が伝わり始め、なんだか全く内容が入ってこなくなりました。自分も一度緊張してしまうと、うまく説明ができなくなり、自分の緊張感が周囲に伝播しているのを感じます。そうなると自分の話してる内容が周囲に全く伝わっていないように感じます。
(何度もリハーサルを重ねたであろう)グローバル企業のシニアメンバーであっても人前で話すのは緊張するし、それが見えると伝わるものも伝わらなくなるものなのですね。自分が会社の会議室でプレゼンをするのと、グローバルにライブ配信されそしてその録画が後に何度も繰り返し再生されるだろうプレゼンテーションでは、緊張感は全く違うのだと思います。自分の場合「プレゼンの恥はかき捨て」として後に残るものではないことを考えると、それほど緊張する必要もないのかもしれないですね。失敗や緊張を恐れることなく、もっと自信を持ってプレゼンに取り組んでいければと思います。頑張ります!!