報われない努力があるとすれば、それはまだ努力とは呼べない

新しい部署に来てからそれなりの時間も経ちました。自分としては頑張っているつもりですが、自分が理想とするような成果をコンスタントに出すことはなかなか出来ていません。努力しているのになかなか成果が出ないな〜、と愚痴りたくなったりもします。しかし、そんな自分を戒める素敵な言葉を教えていただいたので、忘れないように書いておきたいと思います。

努力が報われないことなどあるだろうか。報われない努力があるとすれば、それはまだ努力とは呼べない。

野球魂 素顔の王監督 安枝新俉

熱い(熱すぎる!)この名言は、元プロ野球選手の王貞治さんの言葉だそうです。自分は現役時代の王さんは知らないのですが、本塁打868本など数々の記録を打ち立てられ、“世界の王”と呼ばれた素晴らしい選手だったことは誰もが知るところかと思います。もちろん才能に溢れた選手だったとは想像しますが、そのはなばなしい記録の影には計り知れない努力があったのだと思います。

努力とは定量化できるものではなく、主観的なものです。そのため、その努力が報われないときには、『こんなに頑張っているのに、なぜ上手くいかないんだろう・報われないんだろう』と思いがちです。しかし王さんに言わせれば、そんなものは『努力とは呼べない』とのことです。振り返ってみて、これ以上は無理だと思うえるような努力ができた時には、それなりの成果もついて来たように思います。そして成果が出なかった時には、頑張っていたつもりだったけれども今から思うと随分と甘かったように思います。もちろん当時も頑張っていたつもりではあったのですが、今から思うともっと頑張れたと思いますし、もっと頭を使って工夫もできたと思います。

王さんのこの言葉が真実であるかどうかは別にして、この考え方の素晴らしさは自責思考になれることだと思います。もし成果が出ない・報われないなら、それは全部ひっくるめて自分が悪い。その状況を能動的に変えることができるのは自分だけしかいないわけだから成果が出るまで努力するんだ、と考えることで少なくとも前向きになれます。自分にコントロールできないことを嘆くのではなく、自分に唯一コントロールできることつまり自分の努力に注力して困難を乗り越えるよう、自分を奮い立たせたいと思います。困難な時に自分を支えてくれる大切な言葉だと思いますので、しっかりと自分の心に刻んでおきたいと思います!


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