苦手が分かるから対策が出来る

先日も少し書きましたが、最近会社の研修の一環でメンタルトレーニングを受けています。そのトレーニングに参加した動機の一つとしてコミュニケーションが上手くとれるようになりたいと、講師の先生に伝えていました。先日、第一回のトレーニングがあったのですが、その中でどのような場合にコミュニケーションが上手く取れないのか考えておくようにという宿題が出ました。今日はその準備も兼ねて、自分がコミュニケーションを上手く取れなくなる場合の傾向について考えておきたいと思います。

というのは、苦手が分かるから対策が出来るわけです。苦手な状況を苦手と意識した上で、対策をとっていきたいと思います。自分がコミュニケーションが上手く取れないようになってしまう状況は2つパターンあると思っています。具体的には、(1) 苦手な人と話をする場合と、(2) 自分がうまく話が出来ていないと感じてしまう場合と、さらに (3) 自分の思考が整理出来ていない場合です。

まず1つ目はコミュニケーションにプレッシャーがかけられる場合です。会議において、厳しい意見を言われたときなど、自分はパニックになってしまい、上手く話ができなくなります。もっと詳しく言えば、自分が苦手とする人と交渉をしたり議論をしなければならない場合に特にコミュニケーションが上手く取れません。

では、それが具体的にどんな場面で起こってしまうのでしょうか。他者を攻撃して自分が優位に立とうとする(マウントを取ろうとしてくる)人に自分は苦手意識を持っていることがわかります。実際に攻撃的な口調で要求をされるとつい口籠ってしまい、要求を飲んでしまいがちになります。もっと具体的に考えてみると、あの人とか、あの人とか (笑)、・・・特定の人とのコミュニケーションや会議が苦手であることに気が付きます。

2つ目のコミュニケーションが上手く取れなくなる共通パターンとして、自分が上手く話が出来ないと感じてしまうパターンです。特に説明をしていて他の人にうまく伝わっていないと感じたり、論理的に話せていないと感じたとき、『あ、やばい』と感じてしまうと、なんとかしないとと思って余計に焦ってしまいます。その結果として、さらに上手く話ができなくなってしまいます。

3つ目の上手くいかないパターンとしては、単に自分が伝えたいことがきちんと整理できていない場合です。思考が整理できていないのに、それを他人に分かりやすく伝えることなんて不可能です。これは単に自分が準備不足なだけです (笑)。

整理してみると、以上の3つのパターンのどれかであることがわかりました。大切なことは、上手くいかないパターンがわかればそれぞれに対策が取れるはずだということです。これまでは、『自分は話すのが苦手だ』と漠然と思っていた状態だったのが、苦手意識を感じる具体的なケースが分かるとそれぞれに対策がとれ、また苦手なケース以外の場面では自信をもってコミュニケーションが取れるはずです。漠然とした苦手意識として留めておくのではなく、一歩進んで考えを深めることで苦手な場面を想定することで、一つずつ苦手をなくしていきたいと思います!


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