英語を学ぶ、英語で学ぶ

仕事で英語を使いますが、相変わらず英語が苦手で困っています。英語力の向上のために色々と勉強をしたいと思っています。特に必要だと思っているのが英語の文章の多読です。大量の情報をどんどんと英語のままインプットし、(日本語に変換することなく)英語のままで理解していく脳の回路をつくることが必要だと思っています。これが出来るようになると、英語の文章を読むのが早くなるのはもちろんですが、英語のリスニングで困ることは少なくなるでしょう。また相手が話していることを聞きながら次の質問を考えるなど、英語でのマルチタスクも可能になると思っています。

ですが、単に英語の勉強のためだけの時間を確保するのは大変です。また英語の勉強の教材は面白くないものが多く、正直なところ進んでやりたいというものではありません。そのためついつい後回しにしてしまいがちです。そこで意識して取り組んでいるのが、『英語を学ぶ』のではなく、『英語で学ぶ』ということです。例えば、最近自分が興味を持っているのが、ランニング、サイクルロードレース、アメリカ文学などですが、これらについて英語で情報を手に入れるということをやっています。

ランニングでは、主にトレーニングの方法論についての情報と最新のギアについての情報を英語で入手することにしています。トレーニングについては日本語でも情報はありますが、やはり英語の方が最新の情報や有用な情報が圧倒的に多いです。例えば、ランナーのトレーニングバイブルと言われる、『ダニエルズのランニング・フォーミュラ』の最新版は英語版では第4版ですが、日本語翻訳は第3版でした(今月末にやっと第4版の日本語翻訳版も出版されるようです)。英語版は一年以上前に出ていたので、日本語と英語では最新情報の入手にそれだけの差があります。スポーツ科学の本場はアメリカである、もともと英語で書かれた本である、日本語の市場が英語圏の市場に対して非常に小さい、こと等を考えると、日本語版出版にタイムラグがあるのは仕方がないですが、だったら英語で読めばええやん、って話です。

早速英語版を買って暇な時にパラパラとめくって読んでいるのですが、英語の勉強をするという感覚は全くなく、単に『(マラソンを)早く走れるようになるにはどうしたら良いのか?』という知的好奇心によって楽しく読むことが出来ています。科学的なトレーニングの本なので、科学論文を読む感じで読むことができるため、自分には平易に感じているのかもしれません。しかし、それでも英語で書かれているわけですから、大量の英語のインプットという点では良いトレーニングになっていると思っています。

英語には関係ないですが、さらに良い点はこの本を読むと走りに行きたくなる点ですかね(笑)。最近、不摂生が続いて少しずつ体重が増える傾向にあるので、ランニングのモチベーションが高まるのは良い傾向です。このようにランニングに限らず、今後も自分の好きな分野の情報を教材とすることで、英語を勉強するというハードルを下げ、英語力の向上に取り組んでいきたいと思います、頑張ります!


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