先日 Youtube を見ていた際、あるプロスポーツ選手が自身のトレーニングを解説している動画に出会いました(本当はリンクを張りたいのですが、著作権などの関係がよく分からないのでやめておきます汗)。動画では、トレーニングの内容の紹介、その狙い、トレーニング中に意識していた事、トレーニングの総括が、ご自身の言葉で上手くまとめてあり、素人の私が見てもとても参考になる、非常に面白い解説動画でした。
中でも私が興味を持ったのは、その総括の中でのトレーニングの中で上手く実施できなかったプレーの反省についてです。その部分では、本来行いたかったプレー、実際の動き、そのギャップについて解説されました。続いていま何が足りてないのかを冷静に説明されて、このギャップ部分が自身の今後の課題である、と総括されていました。そしてその直後に軽く・明るく一言、
伸びしろですね!
と付け加えて解説動画は締めくくられました(ちなみに本田圭佑選手ではないw)。私の心が動いたのは、その前向きな響きです。正直なことろ、は自分の欠点や課題を直視することは多くの人にとって気持ちの良いものではないと思っています。もちろん、その欠点や課題が自身の成長のボトルネックになっており、それを乗り越えることで成長できるということは頭では分かっています。しかし、自分が上手く出来なったことや、苦手なことを認めるのは、辛いことでもあります。欠点や課題と向き合わないといけないとは頭では分かっていても、心が素直にそれを許すわけではない、この理性と本能の相反する状態が続いていると、なかなか改善に向かわないとだと思っています。
しかし、この選手の混じりけのない明るさでの『伸びしろですね!』は、その欠点と向き合う難しさを乗り越える力強さをがあるように思いました。ほぼ口癖のように軽くこの言葉を繰り返しているこの選手が実際にはどう思っているかはうかがい知れませんが、もし私がこの『伸びしろですね』をあの明るさで繰り返すことが出来たら、きっと欠点と真正面から向き合う強さをもらえると感じました。言葉って語感や響きがとても大切だと思っています。この響きの『伸びしろですね!』には、同じ意味を持つ『改善点』や『development point』にはない、軽さと前向きさがあるように思います。ということで、私もこのスポーツ選手にあやかって、『伸びしろですね!』を口癖のように繰り返し、自分の弱さと向き合って、成長を目指して頑張っていきたいと思います!