帰国まであと 149 日!
(1)論文、
活動、4報目の論文、イントロダクション
時間、>3h
(2)英語、
活動、論文
時間、活動なし
(3)その他活動サマリー、
昼休みに同僚と買い物+ランチ
(4)陸トレ、
OK、63.8kg、
(5)感謝、
丁寧に仕事を教えてくれた同僚。
(6)新しい挑戦・昨日からの進化、
論文が進みました!
(7)ブログ、
今日は終日実験をしていました。こちらに来て最も長い間実験をしたので少し疲れました。とは言え、6時から9時までたっぷりと論文の時間に当てることが出来ました。長いようで時間はあっという間に過ぎていきます。昨日は4報目の論文のアブストラクトが一応(汗)完成、今日はイントロダクションが一応(汗)完成。まあこの後ネイティブの同僚にボロカスに直されるのですが、まずは自分の考えを提出できる形に作り込めたという点で成果だと言えます。明日も頑張りたいと思います。
さて、本題です。今日もアメリカ人の同僚と一緒に仕事をしました。彼は自分の専門である生化学の分野で非常に高い専門性を持っていて、一緒に仕事をしたり、ディスカッションをすることで、彼から様々な刺激を受けることができ、とても楽しい毎日です。アメリカ人の名門大学の PhD サイエンティストなので、地頭力が高いのはもちろんですが、すこし専門オタクのようなところがあります(笑)。しかも創薬研究のキャリアが短いために、まだまだ周りのサポートが必要なところあります。
だけど、専門以外の分野の知識が薄い事であるとか専門オタクであるとか、そんなことはこちらで仕事をしていく上でほとんど問題になりません。というのは、彼はその独自の強みによって雇われれているわけで、その強みを活かして組織に貢献していれば問題はないからです。
彼に必要なのは、専門性を生かしつつ弱みを補ってくれる組織とその組織で自分を活かすための効果的なコミュニケーション力のみです。彼のマネジメントに支えられ、彼は自分の専門性を存分に活かしているように思われます。そしてその場を活用して代替不可能性 (彼の代わりはいないという存在感) を高めているように思います。
もちろん彼がこれからマネージャーとして出世していこうとするのであれば、より広い一般知識を身につける必要はあるのかなと思います。しかしマネジメントだけが出世の道ではなく、リサーチフェローのような卓越した研究者としての道を選んで進んでいくこともこちらでは可能なようです。自分としても、卓越した研究者 = 良いマネージャーというわけでは決してなく、役割の違いだと思っています。
日本のように(もしくはウチの会社の日本の研究所のように)ゼネラリストでないと仕事が上手くいかない、弱みが欠点になり強みを生かしきないという状況とは非常に対照的です。まあ、それがマネジメントスタイルの違いなのかもしれません。別にどっちがいいとか、どっちが向いているとか、どっちが好きかとか、そんな話ではありません。
ただ、どちらの組織が強いのかは、グローバルビジネスの場で競争している自分たちとしては考えなくてはならず、自分としては彼らの強みを活かすスタイルが絶対に強いと思います。
グローバルビジネスの環境にどんどんシフトしていく中で、これまでの仕事のやり方を効率的に回していくだけではなく、環境変化に合わせた仕事やキャリア、専門性の向上の方向性のデザイン、etc. というものマネジメントの役割なのでしょう。
特に、日本のように専門家を簡単に雇えたりクビにしたり(汗)できない雇用形態では、組織に居る人員で戦っていかなければなりません。環境変化を先取りし、世界に伍して競争していくためには、どうしたらいいのだろうか?と、ヒラ社員ながらいろいろと考えています(笑)。
まあ、彼らの中で自分の強みを生かしていくにはコミュニケーションが大切で、そのためのツールである英語が今のままでは、どうにもならないでしょう(汗)。まあ、まだまだ始まったばかりです、仕事も英語も頑張ります!