帰国まであと43日!
(1)論文、
活動、四報目、一応仕上げ!
時間、12h
(2)英語発声練習、
活動なし
(3)その他活動サマリー、
家の掃除など
(4)陸トレ、
OK、64.8 kg、
(5)感謝、
高い基準を与えてくれる上司
(6)新しい挑戦・昨日からの進化、
論文、第一稿は完成!
(7)ブログ、
今日は休暇前に宣言したとおり、一報目の投稿準備、四報目の仕上げと、三報目のアブストラクト作成など、目標にしていたところは確実にクリア出来ました!頑張りました。とはいえ、まだ終わった訳ではないので、次の目標達成に向けて作業を開始したいと思います。
さて、本題です。論文を書いていますが、今の自分に恵まれていると感じることは、上司から非常に高い基準を要求されていることだと思っています。論文の師匠とも言えるアメリカの上司は世界クラスの酵素学研究者で、Nature や PNAS、JACS、Angewandte Chemie、biochemistry、J. Med. Chem. など、生化学・創薬科学の分野で有名な雑誌に毎年多くの論文を投稿しています。彼の場合は、会社に加えアカデミアにもポジションを持っているので、論文を出しやすいという理由もあるのですが、それにしたってスゴイです。
そんな師匠について学んでいるので、もちろんノンネイティブであることや英語が下手なことは多めに見てもらていますが、それ以外のところでは容赦無くダメ出しされます。そして高いレベルの論文誌への投稿を目指すことを求められています。普通に論文を書くだけでも大変なのですが、この上司の高い基準により益々大変な作業になっており、就業後も週末もそれこそ休む暇・遊ぶ暇なく活動を続けています。
このような時間を過ごすことで、自分としても当たり前だと考える基準がずいぶん上がってきたように思います。確かに上司からは、英語の表現や論文を書くためのテクニックなども学んでいるのですが、この目線が上がるということを経験出来たことが最も大きな収穫なのではないかと思っており、今後も自分にとって大きな財産になると思います。
と言うのは、これまでは上記のような一流と考えられる論文に投稿するなど考えもしませんでした。そのため、以前のままでは相当な幸運に恵まれない限り、上記の論文とは縁がなかったと感じます。いや、別に今も縁があるわけでは無いのですが、少なくとも上記のような一流誌と呼ばれるところに投稿するためには何をしなければならないかを考えるようにはなりました。少なくとも想像さえできない絵空事ではなく、運に恵まれ頑張りさえすれば何とかなるのではないかと感じるようになりました。
上記のような良い論文誌に論文を通すには、(自分のような企業研究者という立場ではいろいろな制約があるため)逆算思考で考えない限りまず無理だと思っています。逆算思考を具体化してみれば、「どのような内容が面白いとされているかを知ること」「コンペティターの存在を知ること」「どのような論理構成・書き方で表現したら良いかを知ること」「ギャップ部分、自分に足りないものを知ること」等を意識して研究に取り組むことで、もしかしたら自分にもチャンスが出てくるのではないかと思っています。
上記のような一流誌を目指してダメだったとしても、だから努力がムダだったということでは決して有りません。それでも以前の自分が考えていた以上の成果になると思います。ですので常にダメ元で可能性はないかということを考え、プラスαの努力を続けていきたいと思います。高いバーを設定し、それを乗り越えようとする過程で、自分が今後伸ばしたいと思っているサイエンスの力や英語力が向上することは間違い有りません。
これも慣れの問題でシンドいと思うのは最初だけだと思います。そのうち慣れるはずです。だから今頑張っておきたいと思います!